5番は好きだけど、そう言えば6番ってどんなんやっけ??と思っていた。
前々から聴きたかったのだけど、タイミングが合わなくてなかなかCDを買えなかったのだ。
で、この度CDを手に入れたので聴いてみた。

おもーい。くらーい。
ロシアの寒さの中で、貧しい暮らしを強いられている民衆の悲しみを表しているようです(実際のモチーフは分かりませんが)。しかもその後役人が税金の取り立てに家まで踏み込んできて助けて!逃げろ!みたいな感じ。
時折貴族の集まりみたいな華やかなメロディも流れるのですが、なんせ1楽章と4楽章が暗いのです。
2楽章は貴族のパーティーみたい。でも変拍子でよく分からなくなる。
3楽章はスピーディーで、競馬でも鑑賞してるような…。
そして4楽章がまた辛い冬がやって来た…という暗い音楽。
交響曲といえば派手に終わるものばかりだと思っていた無知な私、思い込みを覆されました。
でも、癖になるな、この音楽。

ところで、、先日、私仕事で大ミスをしでかしました。
ミスが発覚した時、頭に流れていたのは、『悲愴』の第1楽章。不協和音で音が下がっていく箇所でした。
なんでこんな時に、って思うのですが、ずっと電車でも聴いていたからなかなか止まってくれない!!
みるみる足元が抜け落ちていくような感覚で、ほんとに私のパニックの心情にぴったりでした。。。
我ながら選曲のセンスに拍手。

あーあ、やっぱり慣れてきた頃に失敗は起こるものですね。
今回は幸い、事なきを得ましたが、もしかしたら会社1つ潰していたかもしれない。
本当に恐ろしかったです。